2012年04月16日更新
セルロイド~プラスチックボールへ

写真:セルロイド~プラスチックボールへ

「♪青い目をしたお人形は、アメリカ生まれのセルロイド…♪」と童謡の歌詞の一節
1930年頃からセルロイドが卓球ボールの原料として使われてきました。

では何故変わるの? 
それは、セルロイドにはいくつかの本質的な欠点が挙げられる。
それらの欠点とは多数の溶剤を使用しての大規模な製造、二次製品の製造が
困難であること、爆発の危険がある。
東南アジア諸国でのみ製造及び加工され、そこでは事故が多発しているという事です。
こんな事から世界市場は中国、日本、韓国での製造に頼らざるを得ない現実と
成っているという様な理由がありました。

卓球ボールの「国際卓球連盟(ITTF)」が定めた規格があり、現在以下の特徴が
定められていた。
1、 直径:39.5㎜から40.5㎜
2、 重さ:2.67gから2.77g
3、 曲がり:1m長さにの転がり走行路状態
4、 垂直方向の硬度:50Nの圧縮力
5、 硬度の標準的偏差:0.06㎜
6、 弾力:305㎜の高さから鉄製ブロック上へ落下時跳躍高度240㎜から260㎜
7、他…

セルロイドの競技特性をほぼ忠実に、弾み、弾み音、様々な表面との接触点での固さ、
表面上の摩擦、打球感や回転作用などを可能な素材は…
「有機無架橋ポリマー」を主成分とするプラスチックで構成され、その有機ポリマーは
主鎖中に炭素原子のみならず「ヘテロ原子」も有する事を特徴とするセルロイドを
含まない卓球ボール。


この発明されたプラスチック素材の主成分は、吸水性が最低限に抑えられ、
制御できない
膨張が起こる事は避けられている。

プラスチック素材の使用は、短所のあるセルロイド素材に、
取って替わり競技特性保持が
可能であり、その製造は環境にやさしく経済的にもなるそうです。
 

ボール変更理由は、良く分かりましたが、自分の卓球への影響は心配です。
今度はどんな戦型が支流に成るでしょうか?  (^_-)-☆